星は人を幸せにするのか~占星術の基盤とこれからの世界
とっても大仰なタイトルをつけてしまいました。汗
個人的に考え続けていることのざっくりとした話です。
先日、友人のご家族の星を読んだんですね。
色々とお伝えして、お役に立てればいいなあと思っているのですが
後からふと思い立って、今使ってほしいアロマ処方も伝えました。
どうも私は星を読むだけだとおさまりが悪くて
アロマをお渡しすると「ちゃんと完結した」っていう感覚が出てきます。
星だけ読んでおしまいって、
現状だけ分析して処方を渡さない診察みたいな感じがして。
観念だけ、っていうヒヤッとした感覚があるんですよね。占星術の世界って。
(あくまで私個人が感じている感覚ですが)
自分で自分の星を読むとか、
自分にとって今はどんな時代なのかということを読むのは
自分という足場があるうえでやることなのでいいんですが
星って抽象言語なだけに、実感の伴わない内容にもなりがちだなって思います。
そして私が一番怖いなって思うのが
人間って目の前のリアリティよりも
頭の中の観念を信じてしまえる生き物だってことなんですよね。
目の前のことを丁寧に見ていれば分かることが、
観念の方に気を取られてしまうがゆえに
簡単な事も逆に分からなくなってしまう。
星を読むって
いつもそういう危うさと隣り合わせだなって思っています。
写真はご存知の方もいるかもしれませんが、
プラトンとアリストテレス。
プラトンは上を指さして、目に見えるものだけではないイデアの存在について語り、
アリストテレスは目の前の地上の具象について
分析するべきだと話し合っているところですね。
西洋占星術の基盤は彼等の時代に作られました。
とりわけアリストテレスの考え方が西洋哲学として
現代の占星術の下敷きにもなっています。
松村潔先生は「この時期に占星術は地球を鎖国するような、閉じられたものになった」
と言われています。
目に見えるものとエゴの領域に星の意味を狭めてしまったと。
これはもう個人的な感覚としか言いようがないのですが
西洋占星術を勉強していると時に
「これを考えた人たちは、この世界が嫌いなんじゃないかな?」
という気持ちになります。
この世界が面倒で気にくわなくて、
だから成功したくて、コントロールしたくて。
(もちろんそうじゃない面もありますが、時折そんな価値観を感じる)
具体的にどこがとは言えないのですが
価値観の根本に不幸と孤独があるような気がするのです。
どうなりたいのかのリアルな着地点が感じられない。
逆にアロマテラピーやとアーユルヴェーダや東洋医学などを学んでいると
根本に世界への信頼や、豊かに生きて行くことの至福が
前提としてあるような気がします。
星を読むことはすごく好きなので、
この落差についてずっと考え続けています。
どうやったら埋められるのか。そもそも埋められるものなのか。
地球内部に閉じられた占星術ではなくて、
宇宙とのドアを開けて、豊かに地球と宇宙を行き来するような
そういったものに占星術はなりえないのか。
体を基盤にすること。
心の構造を知ること。
自然の力を借りること。
調和をいつも意識すること。
けっこう言いたい放題な上、まとまりがないのですが
私がこれからやっていきたいことの大切な基盤だなぁと思うので
書いておきます(#^^#)
私ももっと勉強しなくちゃなぁ。
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