人魚姫とグノーシス - 天秤座新月

幼稚園行事が続いてご報告が遅くなりましたが、

記念すべき?第一回目のアストラル・ボディケア講座、無事に終了しました♡


写真はクリスタルで作ったこの日のホロスコープ♡

見ているだけで、何かを教えてくれるような気がしますよね。

クリスタルって、本当に美しい、貴重な存在だなぁと思います。


3時間半の少人数講座では

宇宙のこと、私たちの心と体の居場所、クリスタルやアロマとの付き合い方・・・

ワークやグループセッションも交えて、

とても温かく楽しい、新しい時間を過ごせたなと思っています。

改めてありがとうございました(#^^#)!

[帰り際に、パパと一緒に迎えて来てくれた娘がセンターでウィンク…]


これからもこの講座は、洗練させながら、深化させながら

楽しく続けていく予定です♡


さて、本日天秤座での新月を迎えます。

実はここから春まで、とてもすごい時間が続くんですよ。

新月がサインの15度で、満月がサインの0度で繰り返されるんです。


15度は折り返しと変容の度数。0度はまっさらな始まりの度数。

とりわけ15度は、対向サインのエネルギーが流入して

一度そのサインらしい価値観が破壊され、より統合された視野を獲得する度数なんです。

始まりであるはずの新月が、折り返しと変容の度数で、

満ちた折り返し地点のはずの満月が、まっさらな始まりの度数で、

それぞれに星からのエネルギーを地上に注ぐ。

これが春分まで繰り返されます。


これが何を意味しているかというと

「統合へ向けた価値観の根底的な変容」を表していると思います。

いよいよ、ひっくり返る。

私たちの中にある優先順位も、ものの見方も、命の発露も・・・

動揺され、揺さぶられながら

これまでに刷り込まれたものがどんどんひっくり返されていく。

統合的な新しい世界へ向けて、

すごいスピードで物事の配置が変わっていくような時間です。


ここから何度も、自分の中の古い価値観が破壊されることでしょう。

一段上の視点からものごとを見ることを何度も促される。

そうして私たちは新しい2019年度へ向けて

強引なまでのスピードで準備させられていくのだと思います。

(ちなみに2019年は社会的な枠組みが根源的に変わる暗示のある春分図なんですね。

 このことについてはまた。)


今日の天秤座の新月は、その始まりに相応しく

かなりショッキングな度数で起こります。

天秤座16度「流された船着き場」。

世界に興味を持ち、知的にいろんな人と平等に接してきた魂が

自分自身の足場を見失って、精神的に危機に陥る度数です。

ここで他者へと意識を向ける天秤座のエネルギーは

対向サインである牡羊座のエネルギーが入り込むことで

「人と関わるうえで、自分自身の魂に足場を置かなければ始まらない」

ということを学びます。


他者を意識しすぎて、自分自身の足場が危うくなっていることに気付く。

それでも世界と関わっていきたいなら

自分自身のあり方を再構築するしかない。

今日の新月で問われることは

「自分の哲学の再構築」ということだと思っています。


人生へのポリシー。哲学。

それを借りものではなく、自分の深い命の場所から確立させる。

それを表に出す時。自分自身の哲学を生きることを決意する。

ちょっと勇気のいる新月になりそうですね。

でも、あなたはわがままになってもいい。もっと自分を愛していい。

リラックスして、もう一度自分を含めた全体を感じてみる。

そんな過ごし方をお勧めします。



ここからは、その流れの余談です。


9月くらいから、冥王星の逆行、留、順行や

キロンや天王星がサインをまたいで逆行していることなどから

とても大きな集合意識レベルでの浄化やあぶり出しが続いていると感じています。

私自身、個人的なトラブルはなくても

なんだか深い痛みの伴ったビジョンが浮かぶことが多くて

自分で自分にびっくりするような時間を過ごしていました。


ひとつは講座のテキストを書いている時に

「跛行する男」の絵が浮かんで仕方ありませんでした。

片足を引きずって、砂漠の上で蛇行する足跡を着けながら

行く当てもなくさまよう男の後ろ姿。

ギリシャ神話のオイディプスを始め、神託を受けた者たちは

大地との接点を失い、片足を損傷し、びっこでしか歩けない。

シンデレラも実はこの系譜の巫女だとも言われていますね。片足の靴をなくした存在。

またかつてのシャーマンも片足を損傷したものが多かったと言います。

損傷した部分にエネルギーが宿り、それが神託を受けるアンテナになるのだと。


かつて、天の意を運ぶものは大地との接点を失わざるを得なかった。

そのことのゆがみと痛みについて、思いを馳せることが多かったです。


それからもう一つは、怖いもの知らずの人魚姫。

全身で愛されたいから、自分自身も全身で愛に身を投げる。

そうすることで、愛する人と天国へ行きたい。

愛こそすべて、他はいらないと思うことで、

この世ではかなわないものを成就しようとする。

究極の献身のようでいて究極のエゴのような、女性性の発露。

これもまた、羽衣を失くした天女の嘆きのような、そんなようなものを感じています。


私の中でのキーワードは「厭世観」です。

分離されたこの世界を憎むこと。その歴史がずっと続いてきたということ。

記事タイトルの「グノーシス」は、紀元前から存在する神秘主義的な宗教運動のことですが

(占星術で有名なヘルメス文書もこの系譜で書かれています)

この世界は歪んで閉じ込められたもので、

その外に本来の神の世界があるとする考えを持っています。


まぁ、それもそうだとは思うけど?でもねぇ…(そんなにいじけるなよ、おっちゃん)

というのが、恐縮ですが私の正直な気持ち(笑)

もうそこを越えた、新しい時代が来ているんじゃない?と

そんな予感がしてなりません。


世界がずっと分離されてきたことへの

恐怖や絶望を乗り越えること。

それが今集合意識に課せられている大きな課題だと思っています。


自分の命そのものを表していくこと。

そうすることで私たちは、新しい世界を創ることができる。


今ここで、時と星と大地とともに生きる。

天にもよりすぎず、大地にもへばりつきすぎずに

その間の美しい空間をまっすぐに飛べ。

私たちはここに、自らの命の国を創る。


#天秤座新月#サビアンシンボル#流された船着き場#神話#オイディプス#天女#ReleasingPlaceTipi#新しい世界


















星と香りのStudio Tipi

自分の星を生きること 世界の構造を知ること ひとつひとつやってみること 愛をもって生きること 星から生まれ星へ帰る 私たちにできること

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