あなたも私も、だいじょうぶ/トランスサタニアンとカルマということ

我が家は娘の夏休みに入りました。

さっそく今朝から友達と家のプールで大騒ぎ。

小学生になって近所の友達がぐっと増えたので

賑やかな夏になりそうです。


さて、2月からホロスコープセッションを始めて、

見てほしいと希望のあったママ友のホロスコープを読むことも含めて、

集中して人の星を読む半年を過ごしました。


やっぱり現場はすごいです。


リアルの情報量、その人の人生そのものを前にして星を読むことは

それこそ宇宙のような情報量で

めまいがするような感動を毎回覚えていました。


みんな、すごい。

すごい「自分」という宇宙を抱えて

この地上での冒険に挑んでいる。

ホロスコープを読んでいると、

その魂の覚悟や、本当に欲しいと思っているものが透けて見えて

人が生きるということの尊厳について、粛然としてしまいます。


さて、今日はそんな中で感じたことを一つ。


トランスサタニアンと呼ばれる惑星たちがあります。

「土星以降」という意味の、天王星、海王星、冥王星のことです。

”王”という名がつく通り、覇者であり神である惑星たち。

私たちがコントロールできない、大きな力を司ります。


これが個人天体(月・水星・金星・太陽・火星)と関わると

宿命的な運命を背負っていたり、

集合意識を肩代わりさせられりして、

個人としての枠を越えた体験をしがちです。

時代の大きなエネルギーが

その人個人の肩にかかっていると言えばいいでしょうか。


人生には「どうしてこんなことが?」と

思わず呆然としてしまうようなことが、起こることがあります。

突然の離別、病気、死、破壊や奪われる体験。

星から見ると、こういった出来事には

だいたいトランスサタニアンが関わっています。


個人では抗しがたい、時代の大きな渦に

事故のようにぶつかってしまうのです。

(逆に大ブレイクや大躍進なども、こういった要因があることがほとんどです)


セッションで月と冥王星がスクエアのケースを何人か見ましたが

幼少期にハードな経験をされていたり

生まれた時から普通にサイキックだっという方もいらっしゃいました。


でもね、皆さんすごく素敵なの。

愛が深いんです。

世界の痛みや矛盾を知ってなお、愛を選んでいこうという

強くて透明な意思を持っている。


これは、ぼんやり生きていては決して得られない境地ですよね。


そこで私は思わず考えてしまったんです。

これは、この人の責任の範疇にあるエネルギーなのだろうか?と。

カルマというものは、そもそも個人の責任なのだろうか、と。


そう、私はトランスサタニアン(特に冥王星)は

カルマだって思ったんですよね。

過去からたまったものを表に出して、一掃して、

本質へともう一度更地にさせてしまうような作用。


今だったら、冥王星は山羊座にあって

権力やシステムに関するカルマが表に出ることで

これまでのゆがみが破壊され、刷新されているわけですよね。


それを個人が背負うということは

その人自身のカルマというよりも

「勇敢なお掃除当番」みたいなものだなって思ったんです。


過去、誰かがやってきたことは

決してそれで終わりではなくて

消えずにエネルギーとして残り続けるんだと思います。

そして、自然の法則はバランスですから

過去の偏りもどこかでバランスを取ろうと、反動が起きたり

蓋をしてきたことが表に出るわけなんですよね。


だから、トランスサタニアンのもたらす破壊や刷新を

その人生で引き受ける人は、勇敢なお掃除当番なんだと思います。

バランスを取るための役割。


そして、それは通り過ぎたら終わり。

あなたが悪いとか、誰が悪いとかではなくて

遠い過去からのバランスがあなたの体を通して調整されたんです。

渦中は大変だけれど、終わったら、もう思い悩まなくていい。怖がらなくていい。

むしろ、世界はあなたを通して綺麗になった、

その愛を見て、安らいでほしいなと思います。

(それを愛だと思えなかったときに、新たな歪みが重なってしまうのかなと)


これから時代は大きく変わっていき

すごい勢いで浄化と刷新が進んでいきます。

そのときに、あ、これはお掃除当番なんだなーって捉えて

自分の役割を自意識抜きで淡々と進めてもらえたらと思っています。


自分を責める必要はないよ。だいじょうぶ。

たとえ痛みを通過するとしても、

サクサク進めるほどに

綺麗になった世界があなたの前に立ち現れてゆくから

もう怖がらなくて大丈夫。

(逆に担当じゃないところまでやらなくて大丈夫)


とりわけ、今魚座から水瓶座へと戻る木星が

また来年魚座に入ったら

浄化やカルマの解消がどんどん進んでいきます。

その時に、自分を責めない態度、

そして淡々と自分の目の前のことを通して世界を浄化していこうという意思、

それがとても大切になると思います。


この世界はつながっていて、

みんなそれぞれに責任があるんですよね。

でも、それは体を持って生きているうえでの担当で役割というだけで

その人が悪いとかそういうことじゃない。

だからいつも、そこにある愛を見て、ね。


どうやら地球は、そんな場所のようなんですよね。

これからはそれぞれが

もっと本気かつ軽やかにお掃除当番。

(それも自分が選んだ世界で、ね!)

そんな視点が、大切になってくるかなぁと感じる最近です。


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星と香りのStudio Tipi

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