夏至 - 恐れを越えて統合する、愛の基盤を拡大してゆく
6月21日。
占星術では、太陽が蟹座に入った瞬間が夏至。
一年で一番日が長く、私たちが太陽に向かって集合意識を高める日です。
日本ではあいにくの梅雨ですが、海外ではたくさんのお祝いがありますよね。
お祭りに相応しい時だなぁと思います。
今年の夏至のホロスコープは
水の大三角形をはじめとして
星々がとても複雑に絡み合う配置をしていて
大きな慈愛の中でエネルギーがぐるぐると錯綜しているようなかたちをしています。
集合意識の傷と癒しを表す小惑星キロンが天底にあって
なんというか、さまざまなことが「無意識にあるほころび」を気づかせるために
あちこちで噴出しているようなイメージを持ちました。
気付かせるために地球が動き始めている…
揺れ動く中で、本来の世界、美しいものを見つけてもらうために
まずは自分の中のほころびに気づくこと。
かつては完ぺきだった、光だったということを思い出すためには
そこから離れた痛みも思い出さなければなりません。
金星と火星も向き合っているので、
自分の中に欠けているものと積極的に向き合うことで
大きなエネルギーの転換が起こるでしょう。
やりたくなかったこと、恐れを乗り越えるというのはとても大きなテーマだと思います。
そして、太陽が蟹座に来たということは
去年末から山羊座に滞在している土星と向き合うということです。
去年末から2020年末まで続く、土星山羊座時代の第1チェックポイントのような感じですね。
この半年、あなたは何かを意識的にコツコツ積み重ねてきましたか?
社会で達成したいことを意識して歩んでいますか?
それはあなたの本当に大切なものを育くむために有効ですか?
蟹座が示すのは感情的な基盤。山羊座が示すのは社会的な基盤です。
その両方を意識することで
自分が光だったことを思い出すための柱が立つのだと思います。
私とあなた、
感情と社会、
身近な人と遠くの人。
その両方に愛を注げた時に、私たちはとても大切な何かを見つけるのだと思います。
蟹座と山羊座は、とても宿命的な向き合うサインだと思っています。
支配星は、蟹座が月、山羊座が土星。
占星術が扱う見える天体の中で、一番近いものと遠いもの。
月が子供や母親で、土星は管理人や年長者。
私たちが肉体を持ち、保護されないと生きていけないことを示す月と蟹座。
私たちは社会的な存在で、ルールや3次元の枠の中で
生きていかなければならないことを示す土星と山羊座。
人が人であるゆえに負っている、避けられない宿命です。
「私たちは一人では生きていけない」そんな宿命をどう愛するか。
それをギフトとして受け取れるかどうか。胸をひらいて、愛を広げて。
そんなことがこの夏至では問われているのかなぁと感じます。
思いを分かち合う。
時間をかけて信頼を育む。
なにかをコツコツ積み上げると同時に、自分の足場を育てていく。
自分の立ち位置、安心な場所を創っていく。
慈愛の大切さを意識すること。
なぜなら私たちは「思い」によってしかつながることができないのだから…
私たちはこの夏、愛について大きなことを学ぶのだと思います。
自分も他人も深く愛する。
それを実用的な形で現わして、心身共に安定させてゆく。
それはこれまでの「組織」や「社会」とは全く違う、
自由で愛のある縦横無尽な連係プレーとして、
人が人であることの一番の美しさ
「共同作業」の新しい形となっていくのではないかと思います。
それはこれからの世界の基盤になってゆく。
目には見えない、愛というの名の基盤になっていくのだと思います。
0コメント