射手座新月 - 命の軸と、多様性の船

12月7日、16時20分に射手座の新月です。


新月とともに水星の逆行も終了するので

蠍座→射手座の移行のための見直し・調整期を終えて

射手座木星の1年の本格スタートですね(#^^#)


意識と無意識である太陽と月が

木星のある射手座で合わさり

「この射手座木星の始まりのテーマ」のようなものが

おぼろげながら自分の中で生まれる時なんじゃないかと思います。


16度で起きる新月のシンボルは

「船を見ているカモメ」。

まっすぐな上昇志向の射手座の特質に

対向サインである双子座のエネルギーが流入し

より高い視野の応用力のある射手座の育成が始まる場所です。


この度数は一般的に

「自立心旺盛で上昇意識の射手座が他者に依存することを学ぶ度数」

だと言われています。


私の感覚では

これは哲学的な射手座が『自分を実際に活かすための多様な手段』

気付くシンボルではないかなぁと感じます。


自分の力で空を飛ぶはずの鳥が船を見ている。

「船」とは、なんだろう?


鳥である「カモメ」は

射手座的な独立心、霊性、上を目指す気持ち、

空(抽象世界)を飛ぶありようなどを表しています。


一方で「船」は

海という混沌の中を安全に進む人工的な手段です。

人が作ったもの。様々な役割分担のある場所。安全。

生身の自分一人では行けない場所に行く手段。


射手座はこの度数で

自分の情熱をより広くリアル活かすために

世俗的な知恵や、タイプの違う他者との交流によって活力を得ることを学びます。


これがこの射手座の1年の大切なテーマになるのではないかなぁ。


自分を活かすために

自分とは視点の違う多様な知恵を借りたり

他者との交流を図ること。

世俗的な視点も大切にすること。


視野を広げて

自分をより広く世界に届けたり、

より自分を安全で快適にさせる手段に、目を向けること。


そしてもう一つ大切なことは

この、こだわりを捨てるかのような新月のシンボルの一方で

水星が蠍座の28度で逆行を終えることです。


そのシンボルは「自分の領土に近づく妖精王」というもの。


蠍座で他者と一体化して自分にないものを得た魂は、

ここで一体化していたものを切り離して

再び自分だけの世界に帰ります。

他者を通じて出合ったのは、深いところにいる本当の自分だった。


より深い自己信頼とともに、本来の自分というものを思い出す度数です。

自分だけの世界で、ぶれない自分の軸を知る。思い出す。


太陽の従者である水星は

蠍座木星の1年の最後の見直しをこのシンボルで終えて

射手座へと向かいます。


作家の山田詠美さんが

「あなたにとって小説を書くとはどういうことですか」と聞かれて

「自分という王国があって、その王国に入るための鍵を作るような作業」という

なんとも素敵な答えを返されていたことがありました。

これは妖精王のシンボルにとてもよく似たニュアンスだと思うのです。


なんの矛盾もなしに

自分が自分であるという実感を持てることが誰にでもあるはず。

それは他者を意識しない、沈黙の中で実感できること。

自分が自分であるという命の軸、

なんの理由もない純粋な欲求というものがあると思うのです。

私の場合なら、言語化したいという暴力的なまでの欲求があるかなぁ^^

その欲求こそが私だ、と言えるようなもの。


水星=コミュニケーション、価値観ですので

新月と同時に

私たちは自分の中のぶれない価値観をしっかり確認する。

それができるからこそ、

私たちは心をひらいて他者との多様な協力の世界に

飛び込んでいくことができるのだと思います。


魚座の海王星が

私たちの意識を越えた場所からさまざまなエネルギーを投げかけています。

ここから私たちは

自分の軸を持ちつつ、世界に心をひらいて

思いもかけないものを受け取り続けることになるのでしょう。


まだまだ世界は、思っているよりずっと広いのだから。


荷を軽くして動き続けながら

たくさんのギフトを受け取る時間の始まりのような気がします。


#ReleasingPlaceTipi#射手座新月#射手座木星#星読み#ホロスコープリーディング









星と香りのStudio Tipi

自分の星を生きること 世界の構造を知ること ひとつひとつやってみること 愛をもって生きること 星から生まれ星へ帰る 私たちにできること

0コメント

  • 1000 / 1000