蠍座満月、信頼と手放しのマイルストーン
美しいゴールデンウイークの最中、
蠍座の満月を迎えましたね。
花々が咲き乱れ、
命の豊かさがあふれ出るこの季節。
豊穣や喜びのときだなぁと実感します。
釈迦が厳しい修行の果てに
一杯の粥で命の喜びを思い出し、
悟りを開いたこの季節。
命をいただく。命が輝く。
しかし、悦びの極みは
どうしてか死を連想させるかのように
永遠の今を感じさせるこの季節の華やぎは
その裏で幾千もの死に支えられているのだ…
ということも同時に思います。
牡牛座‐蠍座は命の継承のライン。
生と死が繰り返され、
物質と見えないものが交じり合うことで
この世界が成り立っていることを物語る場所です。
命の悦びは死に支えられ、
なにひとつ留まらないからこそ美しく、尊い。
だから余計は思惑は挟まずに、
美、心地よさ、豊かさといった
五感を素直に味わった方がいい。
今、ここにあることの意味を
命の側からも、死の側からも
目いっぱい味わって。
心地よい風や、咲き乱れる花々に
そんなことを思ったりしています。
さて、今回は木星蠍座期での蠍座満月。
木星が蠍座入りした秋からの時間を象徴する
ひとつのマイルストーンのような満月だなぁと感じています。
木星は蠍座の受容性をもっとも発達させた20度にあり、
山羊座の冥王星とタイトに響き合って
自分のできることとできないことを受け入れて、
非物質的な世界へのドアに手をかける場所にいます。
また向かい合う太陽と月は山羊座の土星に調停されて
ひとつの解を見出しているような配置です。
「私がこれまでの体験や体感から差し出せること」
「私が魂の目的のために人と分かち合いたいこと」
その2つが交差する場所が
自然と浮かんでくるようなタイミング。
自分の役割といったものに
いい意味での手放し、割り切りがなされ
一段レベルの深い自己信頼が達成されるタイミングかと思います。
「私って」「私なんて」というエゴを手放すのにはぴったりのタイミングですね。
もっと深いレベルで自分を信じて、
余計な価値観で自分をジャッジすることを手放して。
自分の役割を信じる、受け入れる。
一人ではできないこと
大勢と実現するもの
みんなの魂が望む方へ、
それぞれのオリジナルのエンジンがかかっていく。
蠍座は依存のサインですが
それは自分を捨てることができるということでもあります。
自分より大きな何かを信じることができるというのは
自分をより深く信頼するということ。
それは人から引き出され、環境から引き出される自分を
信頼するということかと思います。
もっと深いレベルで自分を信じることが、新しい社会を創っていく…
そんな流れの始まり、具現化を示すような
大切な満月かと思いました。
信頼して、顕していきましょう♡
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